寒い冬がやってきました。
冷たい風が吹くと思わずからだが縮こまってしまいますね。
冬になると外気も冷たくなり、室内では暖房も使うため空気が乾燥してきます。
すると、肌表面は乾燥状態に。
お肌の水分量が少なくなるといろいろな肌トラブルが起きてきます。
そしてそれは大人に限ったことではありません。
一見みずみずしく見える赤ちゃんの肌も、実は乾燥しやすいのです。
今回はそのことについて書いていこうと思います。
赤ちゃんの肌はとてもデリケート
赤ちゃんの肌は大人とどう違うの?
皮膚が薄くバリア機能が未熟
赤ちゃんの皮膚は非常に薄く、大人の約半分しかありません。
また角質細胞が小さくて不揃いなため、バリアとしての機能がとても未熟。
細胞の隙間から異物が侵入しやすいので、外部からの刺激を受けやすい状態にあります
水分が蒸散しやすく乾燥しがち
赤ちゃんのお肌は水分が蒸発しやすく、すぐに乾燥してしまいます。
プルプルに潤っているように見えますが、実は大人より水分量が少ないのです。
皮脂がほとんど出ない
生後3ヶ月頃までの赤ちゃんは、お母さんの胎内にいたときのホルモンの働きで皮脂を活発に分泌します(皮脂が過剰に分泌されると脂漏性湿疹なども発症します)。
しかし、その後1歳頃までに急速に皮脂が減り、10歳ころまでほぼ皮脂が出ない状態が続きます。
つまり1歳〜10歳までの子どもは自己の皮脂による肌の”保護膜”を作ることができないため、非常に無防備な状態なのです。
肌のバリア機能って?
私たちの皮膚には、水分の蒸散を防いだり、ダニやハウスダスト、花粉や食べ物などのアレルギー原因物質(アレルゲン)が侵入するのを防いだりする働きがあり、これを「バリア機能」といいます。バリア機能が低下すると、肌が乾燥し、外的刺激を受けて炎症(湿疹、かゆみ、アトピー性皮膚炎)などのトラブルを起こしやすくなります。
肌のバリア機能をサポートするには
では、デリケートな赤ちゃんの肌を守るためにはどうすればよいのでしょうか。
赤ちゃんのスキンケア商品の会社 ママファイは、
洗浄と保湿を2つの柱とする「予防スキンケア」
を推奨しています。
洗浄剤で清潔にした肌を保湿剤で保護してバリア機能をサポートしていく、というスキンケア方法は、赤ちゃんや子供だけではなく万人に適したものだと言えると思います。
乾燥によるお肌のかゆみにも保湿は最も重要です。
今は保湿剤も市販のものが色々ありますが、成分によっては合う合わないがあります。
まずは腕の内側など目立たないところでパッチテストをしてから使ってみてくださいね。
おわりに
いかがでしたか。
子どもの肌は以外に皮脂が少なく、肌荒れを起こしやすいものなのですね。
今は特にトラブルがなくても、予防的に保湿をしていくことで湿疹やアトピー性皮膚炎を起こしにくい肌になっていくのなら子どものためにもいいことなのではないかと思います。
※この記事は Mamafyの「知っておきたい、赤ちゃんの肌のこと」というコラムを参考にし、図解も引用させていただきました。https://www.mamafy.jp/babyskin/
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