思い出を形に！2025年版ランドセルリメイクガイド

春になると、大きなランドセルを背負った1年生の微笑ましい姿が目に入ります。
その横には、小さくなったランドセルを窮屈そうに背負う6年生の姿も。

さて、6年間お子さんとともに過ごしたランドセル。
小学校を卒業した後、どうするか決まっていますか？
もう使わないけれど、捨てるにはちょっと勇気がいるものですよね。

思い出を形にして残したいなら、断然リメイクがオススメ！
ここでリメイクをおすすめする理由を３つ上げてみましょう。

そこで今回はランドセルリメイクについて、2025年６月時点の最新情報を調べてみました。

１・何にリメイクできるのか
２・どこで取り扱っているのか、どれくらいの料金がかかるのか
３・リメイクを考える際の注意点

の３つでまとめています。

１．ランドセルは何にリメイクできる？

ランドセルは主に以下のようなものにリメイクできます。

1. 財布
2. キーケース
3. パスケース・名刺入れ
4. キーホルダー
5. ペンケース
6. フォトフレーム
7. ミニランドセル　　etc

その他にも自社の革を足してバッグにしたり、カブセ(蓋)の部分を椅子や壁掛け時計に加工できたり、と様々なサービスがあります。
そして、ショップによって料金にもかなりの幅があります。

２．どこで注文できるの？費用は？

ランドセルのリメイクをする場合はランドセルメーカーかリメイクショップに注文することになります。
ランドセルメーカーは自社製品のみ扱っているところが多いので、まずはお家のランドセルのメーカーがリメイクをしているか確認しましょう。

[リメイクのできるランドセルメーカ　2025年版]　　
　　　　　　　　※メーカー名をクリックするとお店のHPにアクセスできます。

メーカー	料金 (円)	内容
セイバン	18,700	財布・キーケース・パスケース・キーホルダーの4点セット 他社革製品も可
くるピタランドセル	19,800	ランドセルリメイク5点セット：フォトスタンド、折財布、パスケース、ランドセル型キーホルダー、ベルトキーホルダ
ふわりぃ	7,700 〜 13,200	蓋(壁掛け時計・フォトアルバム・フォトフレーム・メガネケース)・ サイド(パスケース2個)・ポケット(壁掛けポケット)からそれぞれ1点 作成可能 セット商品はない ミニランドセル(他商品は組み合わせ不可・自社製品のみ)
フィットちゃん	14,300〜 19,800	選べるリメイク小物セット(3点) 　Aペンケース　 　Bフォトフレーム　のいずれか 　＋パスケース・キーホルダー・コインケースから2点 ミニランドセル (1/4サイズ) 自社製品のみ
土屋鞄	12,000〜 27,500	ペンケース、タペストリー、ミニチュアランドセル、フォトフレーム、 パスケースから１つ選択 上記に卓上カレンダー、カードケースを追加可能(各3500円) 他社製品はペンケース、パスケースのみ 注文期間が3月・7月・12月のそれぞれ1ヶ月間
萬勇鞄	22,000	壁掛けフォトフレーム、キーケース、ペンケース、パスケース、 キーホルダーの5点セット 自社製品のみ　完成品にも送料必要
黒川鞄	15,800 〜 25,800	ペンケース、L型財布、ミニランドセルから1点 自社製品のみ 注文期間が3月・7月・9月・12月のそれぞれ2週間
鞄工房山本	12,000 〜38,000	パスケース、ペンケース、名刺入れ、Lファスナーミニ財布、時計、 タブレットケース、ミニランドセル（組み合わせ可能） 自社製品(牛革とコードバン）のみ 予約期間あり　3/6〜5/31 リメイク品の修理可能
スドウ	10,000〜 14,000	ミニランドセル (現在生産終了) or 小物3点セット(ペンケース、カード入れ、キーホルダー) 他社製品OK 元のランドセルが無くても作ってもらえる
ランドセル工房生田	3,000 〜 28,000	キーホルダー、ペンケース、カードケース、L字ファスナー財布、 長財布(組み合わせ可） ミニランドセル(他商品と組み合わせ不可) 自社製品のみ・直接持ち込み可
池田屋	8,250 〜 29,700	小物セット(６点セット) その他にもスツール(椅子)、時計、卓上ミラー、フリーケース、 アートフレーム等単品で注文可 他社製品OK　　完成品の送料全国一律660円 ※小物セットはAscal鞄工房と、それ以外はヒノキクラフトと提携
モギカバン	12,100	壁掛け時計のみ 他社製品OK　　 完成品には地域別に1,070円〜1,680円の送料がかかる

・メーカーがリメイクを扱っていない
・もっといろいろな種類の製品を見たい
・もっとリーズナブルにリメイクを楽しみたい

と考える方には、リメイクショップが良いでしょう。

[リメイクショップ　2025年版]　

メーカー	料金(円)	内容
Canar’s Japan	1,100 〜58,000	メモリアルランドセル(メモラン)と称して、キーホルダーからショルダーバッグまで多彩な商品を取り扱っている。セット商品も豊富。可愛いデザイン多数あり。
SNAKER	1,650 〜 27,500	革製品専門店。ふるさと納税返礼品登録サイト。 1点ずつ注文プランは1,650円〜19,800円。 セット価格は16,500円〜27,500円。 裏のダメージは代替素材で対応可能 SNS投稿、店頭受取でおまけあり。
K&KBROTHERS	980 〜 15,800	”一つのランドセルから製作可能なアイテム一覧”を参考に単品で注文。かっこいい革製品が多い。幼稚園バッグにも対応。 他社にはない製品あり(ダレスバッグ) ひび割れ関係なく注文できる商品あり(ベルト・キーホルダー)
大革堂	2,500 〜 35,000	セット商品3種類　30,000円〜35,000円 単品　2,500円〜22,000円 納品までに約1年かかる
アトリエ　タカ	17,600	6種類8品目で17,600円　 素材に余裕があればオプション追加可能(1,100円〜5,500円)
Leather Studio Third	2,200 〜 66,000	ランドセルの状態確認後相談しながら商品を決めるため、料金はそれぞれ異なる(見積もりは無料) 自社の革と組み合わせてのカラーオーダーやオーダーメイド可 ひび割れたものでも相談可能 ランドセル供養のサービスあり(無料)
rural	1,100 〜 21,000	ランドセルリメイクのみの専門店 保管期間５年以上のものでも相談可能 ５点セットA・B・C各25,000円　単品追加も可 選び方によっては10点以上の商品を作ることができる 注文合計が25,000円以下だと送料自己負担
Ascal鞄工房	8,900 〜 24,800	小物６点セット8,900円 選べるお財布6点セット15,800円 完成品の修理保証あり　往復送料無料
伊藤鞄製作所	9,900 〜 14,960	選べる5点セット9,900円 ミニランドセル14,960円 必要に応じて代替素材を使用 ダメージが深くても相談可能

３．ランドセルリメイクを考えるとき注意したいこと

１．プロに任せる？自分でやる？

YouTubeやXで検索すると、自分でリメイクする方法も見つかります。
でも、革専用の工具や型紙、それに何よりもスキルとセンス、作業時間が必要です。

すでに趣味などでクラフト細工をやっている方や「できる！」という自信のある方は別ですが、かかる手間と仕上がりを考えればやっぱりプロにお願いするのが確実なのではないのでしょうか。

２．あなたのお家のランドセル　リメイクできる？

・劣化が激しいランドセルはリメイクできない

ランドセルの素材には　牛革、コードバン(馬のおしりの革)、合成皮革(クラリーノ等）などがありますが、基本的にはどの素材でもリメイクが可能です。
ただし、ひび割れが酷い、カビが生えている、素材が著しく劣化しているなどの場合、リメイクができない場合があります。加工できないと判断されれば着払いで送り返されてしまいますので、迷う場合はできれば画像を添えてショップに確認すると良いでしょう。上記のリメイク専門店の中にも古いものでも相談可能なところがいくつかありましたので、検討してみてください。

・本革か、合成皮革か

本革の場合、10年以上経過していてもお手入れ次第でリメイク可能な工房も見受けられます(ランドセルリメイクrural)。また、革製品なのでリメイク後も比較的長もちしそうですよね。

その一方で、合成皮革の場合は劣化が進みやすく、卒業して5年も経過するとボロボロと分解してしまうことも。せっかく財布などに作り直しても長く使えないということにもなりかねません。

３．ニーズをはっきりさせる

「ランドセルをリメイクしよう」と思ったとき、あなたは何を求めますか？
　
①子どものお気に入りの刺繍や飾りを残して、違う形で長く使ってほしい
②おじいちゃんおばあちゃんに卒業のお礼も込めてプレゼントしたい
③子どもは「いらない」って言うけど、お父さんお母さんが思い出として取っておきたい
④趣味のフィギュアやドールに持たせたい←これは特殊かな笑

つまり、誰のために、何のためにリメイクするかということです。
これが決まれば「何を作るか」「予算はどれくらいかけられるか」「急ぐのかゆっくりでいいのか」などなど、自ずとはっきりしてきます。
　
①なら「多少高くても質の良いものを」、「子どもの好みも考えて選ぼう」となりますよね。
②なら　品質はもちろんですが祖父母が使いやすいものを選ぶ必要があります。
③なら「何点もいらないかな」「飾れるものがいいな」と思う方もいるかも。
①②③すべてをリーズナブルに、と考えるならオトクなセット商品を選ぼう、ということに
なると思います。

さて、あなたのお家のランドセル、何に変身させたいですか？

まとめ

今回はランドセルリメイクについて、2025年６月時点の最新情報を調べてみました。

1. 何にリメイクできるのか
   財布、キーケース、パスケース、名刺入れ、ペンケース、バッグ、キーホルダー、ベルト
   フォトフレーム、ミニランドセル、時計、椅子etc　多様です
   
2. どこで取り扱っているのか、どれくらいの料金がかかるのか
   　ランドセルメーカーかリメイク専門店に注文
   [ランドセルメーカー]
   技術の点では安心だけど料金は高め
   自社製品のみ取り扱いのところが多い
   セット商品は少なく、色々頼むとかなりのお値段に
   [リメイクショップ]
   メーカー問わず注文可能
   商品の種類が豊富でセット商品も多く、比較的リーズナブル
   反面安さで選ぶと後悔することもあるので口コミや商品画像のチェックが必要
   
3. リメイクを考える際の注意点
   ・できればプロに任せよう
   　ランドセルは丈夫な革でできているので、革専用の工具やスキルが必要。仕上がり　　　　
   　と手間を考えるならプロに任せましょう
   ・劣化したランドセルはリメイクが難しい
   　できるかどうか注文前に相談するのをおすすめします
   ・ニーズをはっきりさせると何を作るか決めやすい
   　　誰のために、何のためにリメイクしたいのか、考えてみましょう。
   

※ここでは上げていませんが、比較的リーズナブルで楽天市場から注文可能なリメイクショップもあります。それについても次回まとめていきたいと思います。