寒くなりましたね。季節の変わり目はアレルギー持ちの方には厳しい季節かと思います。
今回は超乾燥肌だった次男の皮膚科巡りについて書きたいと思います。
次男の場合
アレルギーマーチ?
次男は2歳から小児喘息を発症し、冬になると度々発作を起こして小児科通いをしていました。
主治医からは「中等度の喘息」と言われており、入院寸前の状態で点滴してもらったことも何度かあります。
長男も喘息持ちだったため自宅用に携帯型の吸入器を購入しており、発作時には服薬とともに朝・晩吸入液をセットして吸入させておりました。
ついでに超乾燥肌ですぐにかさかさになるため、やっぱり2歳頃から皮膚科にも通っていました。幸い食物アレルギーは出なかったので助かりましたが、いわゆる「アレルギーマーチ」の一歩手前でしたね。当時はそんな言葉もまだ一般的ではなかったかもしれません。
アレルギーマーチとは、アレルギー体質のこどもが成長する過程で、様々なアレルギー疾患を順次発症する現象を指します。例えば、乳幼児期にアトピー性皮膚炎や食物アレルギーをを発症し、その後幼児期から学童期にかけて気管支喘息やアレルギー性鼻炎が現れることがあります。
引用元:perplexity|アレルギーマーチとは
まずは近所の皮膚科へ (2件はしご)
とりあえず近所の皮膚科に受診。
そこではザーネと弱いステロイド剤(キンダベートだったと思います)を混ぜたものを処方されました。
全身に塗るようにしていたのですが、あまりよくなりません。
1年ほどして、幼稚園の近くの違う皮膚科へ。
ここでも保湿剤と弱いステロイド(ロコイドだったかな)の混合薬でした。
ですが次男の乾燥は余計にひどくなり、痒がってかきむしるし、しっとり感は全くなくなって肌が変色してきてしまいました。
これはやばい、と市立病院へ
化膿はしていないけれどほんとにガサガサで、可哀想なくらいでした。
さすがにこれはヤバいだろう、と年長さんになった頃市立病院の皮膚科につれていきました。
次男を診察後、先生は保湿剤とステロイド剤を別々に処方し、
お風呂上がりに保湿剤を全身にまんべんなく、ステロイド剤は悪い状態のところだけに塗るように、と指示がありました。
ちなみに保湿剤はヒルドイドソフト、ステロイド剤はリンデロンVGだったと思います。
市立病院に変わってから、次男の皮膚はみるみるよくなっていきました。
今思えば まさに救いの神!でしたね。
よくなるにつれ、非ステロイド剤のプロトピックも処方されるようになりました。
当時は知りませんでしたが、後で調べたところステロイド剤には連用すると皮膚が薄く赤くなるという副作用があります。最初の2つの病院では、もしかしたらそれに該当していたのかもしれません。または保湿剤の保湿力が足りなかったかも。知らなかったとはいえ、次男には申し訳ないことをしました。
診療時間の都合で隣の区の皮膚科へ
市立病院は外来が平日の午前中しかなく、小学校に上がると通院が難しくなります。
そこで泣く泣く他の皮膚科を探す事に。
その頃にはネット検索もできるようになっていましたので、ホームページを見て隣の区(といってもクルマで10分)の駅ビルにある皮膚科に行ってみることにしました。
この皮膚科が大当たりでした!
先生こそ優しげではありませんでしたが(失礼ですね😅)、血液検査をしてアレルギー診断に使用するIge抗体の数値を毎回調べたり、受診時の皮膚の状態によって荒れたところに塗る薬も調合を変えたり(それも強いものと弱いものがありました)、なんか至れり尽くせりで。
ここには高校卒業するまでずっとお世話になりました。
卒業後は就職して時間がなくて行かなくなってしまいましたが、ほんとに感謝しています。
現在は
高校卒業までにIge抗体の数値は劇的に下がり、症状もかなり落ち着きました。
今は皮膚科通いはしていませんが、全身の保湿はニベアローションのしっとりタイプで続けています(コスパが良くてオススメですよ😊)。
夏は汗かぶれしやすいのでアセムヒを使い、かゆいところは傷になる前にウナコーワなどでかゆみを抑える程度で済んでいるみたいです。
おわりに
今回は、超乾燥肌で悩んだ次男の皮膚科選びについて書きました。
結論としては、保湿剤がとても大事だったのと、ステロイド外用剤の使用方法が受診した皮膚科によって異なっていたのが迷走の原因だったのかなと思います。
以前の投稿でも触れましたが、皮膚のバリア機能を高めるためには清潔と保湿がとても重要です。アトピー性皮膚炎の場合には、それに加えて適切な外用薬の使用が必要となります。そのため、信頼できるお医者さんを見つけることが先決となってきますね。
同じ皮膚科または小児科であっても、できればアレルギー専門医を探したほうが近道かもしれません。口コミもおおいに参考にしたらいいかもです。
現在はネット上にもアトピーやステロイド外用薬についての情報もたくさんありますが、その中には真偽のはっきりしない民間療法なども紛れていますので、十分気をつけて。
お子さんの皮膚トラブルで悩んでいるお母さん方に、私の経験が少しでも役に立てば幸いです。
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